こんにちは。管理人です。
皆さん全日本マスター選手権は出られましたでしょうか?
出場者の皆様お疲れ様でした。
今年も多くの名勝負が繰り広げられ、良い思い出や悔しい思い出など、人それぞれテーマを感じとれる良い大会だったかと思います。
さて、今日のテーマはNO-GI(グラップリング)です。
最近ではイギリス発のプロ・グラップリングイベントの「POLARIS」や、桜庭選手プロデュースの『QUINTET』など、ご存知な方も多いかと思います。
折角柔術をやられているのなら、NO-GI(グラップリング)も是非経験しましょう!新しいライフワークが生まれるかもしれません!?
ノーギとグラップリングって何が違うの?
基本的には同じです。
柔術着の事をGIと呼びますので、柔術着がない=NO-GIと言うわけですね。
ポイントの基準はさほど変わりませんが、大きく変わる点ではヒールフックなどの足関節技有り・無しなどのルールが、各大会によって変わってきます。
道場やジムで練習する際にもヒールフックが有りか無しか事前に決める必要があります。
柔術とNO-GI(グラップリング)の違いは何?
例えるなら柔道経験者が柔術を得意とするのなら、レスリング経験者がNO-GI(グラップリング)に強いといった所でしょうか。
初めてグラップリングをする時には少し慌てるかもしれません。
何故なら今まで掴んでいたもの(GI)が無いので、攻守に渡って大きく戦略が違ってきます。
立ち技であれば投げよりもタックルの必然性が出てきますし、寝技になればもちろん道着が無いのでラペラを使う事や、送り襟締め等ができません。また、膠着する時間が短く常に動く事から、柔術よりもスタミナの消費が激しいです。
極め技に関しましては、掴むところが限られてきますので首や足関節を中心に極めにかかる傾向が多いかと思います。
NO-GIはかなり汗で滑りますので、手首にテーピングを巻くなど、柔術とは違った工夫も必要かもしれません。
ノーギには何が必要?
基本的にはラッシュガードとハーフパンツ(ロングスパッツを履いても可)のみですので気楽に始められます。
柔術の稽古中に行うようでしたら、上の柔術ギだけ脱いでラッシュガードと柔術ギのズボンを履いた状態で行う事でも良いかと思います。
恐らく多くの道場やジムで行っているかと思いますが、念のためNO-GI(グラップリング)を行う際には道場主に確認をしてから行いましょう。
まとめ
NO-GIをやることによって今まであまり得意では無かった技や、試していないような技等再確認することができますので必ず柔術の役に立つことでしょう!
また、たまには柔術とは違う刺激に触れることで、自分の弱点や相手の攻めも見え方が変わってきます。
アブダビ優勝者の菊田選手を始め、多くの柔術家がNO-GIの大会で優勝しておりますので柔術が強い方=NO-GIも強い!と言う事です。
ただし、今後MMAを目指す人には、皆さんご存知のエディ・ブラボーはこんな発言もしてます。
「ブラジリアン柔術家が総合格闘技で勝てないのは、すべてギを着用するという悪習のせいだ」「総合格闘技で勝ちたいのなら、今すぐギを焼き捨てるがいい」といった過激な発言をしている。
引用元:Wikipedia
エディが言うと説得力もありますね…(汗)
しかしながら、かの400戦無敗のヒクソン・グレーシーを見ている私の見解では、ブラジリアン柔術はMMAでもグラップリングでも最強かと思います!(異論は認めます 笑)
クローン・グレーシーの今後も期待する意味も込めて。
では、良い練習を!